折角なので神道についてもう少し掘り下げてみようかと思います。
神道の在り方は、世界中のどの宗教にも無いような独特の緩さのようなものがあって、そもそも八百万もの神様が存在するという事からしてとんでもないスケールなんですけど(昔むかしは日本の人口より神様の方が多かったらしいですから)
他の宗教を排他しなかったり(仏教が伝わって来た時も戦争とかしてないです)いろいろな神様のお札を並べて置いたり、ひとつの神社にいくつもの神様が祀られていたりお稲荷さんも祀られてたり…凄く懐が深い感じがします。
神道は、あれをしろ、これを崇めろ、これを唱えろ、殆ど言いません。
そして、これといって崇める対象が特に無いのも神道の特徴の一つだと思います。
銅像を飾ったり、特定の物を崇めたりをあまりしません。
その部分を掘り下げると一つの答えが出てきます。
神社に行って本殿に向かって手を合わせた時、大概ある物が正面にあります。
それは鏡です。
その鏡の前で手を合わせようとした時そこに映るのは、、、
そうあなた。自分自身です。
諸説ありますが、僕の知る鏡がある本当の意味は「あなた自身が神である事を確認する」です。
そもそも、人間は(日本人は)神格が備わった存在である。と云うのが神道の本当の捉え方なので
本殿に特別な物を祀る必要が無いのです。
神道が伝えたいのは、「あなた自身が神格を取り戻す事」なのです。
神社に行って帰りに鳥居をくぐる時、何か清々しい感じがするのはそのせいなのかもしれませんね。
さあ、清らかに自覚を持って日々の生活を送りましょう。
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